高プロラクチン血症になると・・・
- 2015年11月29日
- ブログ
患者様から 時々こんな質問を受けます。
★PRL(プロラクチン)の数値が高い事、それが不妊とどう関係あるのですか?
また、これは年齢に関係があるのでしょうか。
プロラクチンはもともと乳汁分泌のホルモンですので、
妊娠中・分娩後・授乳中に高くなります。
母乳をあげている間は、母体のためにすぐ妊娠しないような体の状態に
なっているようです。
卒乳前のママさんに、生理が来ないのもこのプロラクチが
高くなっていて、卵が出来ず排卵されないからです。
この妊娠を妨げる働きをする代表格がプロラクチンで、高プロラクチン血症といい、
不妊の原因の一つに挙げられています。
高プロラクチン血症になると、生理が不順になったり、
生理がなくなったりします。
不妊症や流産を繰り返す原因にもなります。
また、産後でもないのに母乳がでることがあります。
高プロラクチン血症の程度が軽い場合は黄体機能不全のみに影響し、
高度の場合には排卵障害を引き起こす傾向があります。
したがって、授乳期以外でもプロラクチンが高いと妊娠しにくくなります。
このホルモンは脳の下にくっついている下垂体というところから分泌されています。
脳下垂体の微小腺腫でも高くなります。
それ以外にも、もともと体質的に高い人、また、精神安定剤の多くは
プロラクチンを上げる作用があるので、長く服用されている方のなかには、
高プロラクチン血症を呈していることもあるようです。
プロラクチンは年齢に関係ありません。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
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